2日目 4/16(月)

秦始皇帝陵-兵馬俑坑-華清池-清龍寺-大雁塔-城壁西門

今日は日本からインターネットで手配した現地のチャーター車で西安市東郊外の有名な観光地を回る予定だ。
AM8:00にホテルに迎えに来るとの事なので7:30頃少し早めにロビーに下り朝食を食べようとすると早くも名前を書いた
ボードを持って40歳位の男性が立っている。
朝食はまだ食べていないが知らぬ顔も出来ないので近寄ると手配していた車のドライバーのようだ。
中国語で何か言っているが全く分からない。
しかしなんとなくもう出発しますか?といっているような感じなので知っている数少ない単語で”好”ハオ と言うと車の方へ
案内してくれているのでジェスチャーで何か食べたいのでパンか何か食べ物を売っているところへ寄ってくれと言うと
何とか通じたらしく近くの道路端の小さな商店に連れて行ってくれた。日本と同じような袋に入ったメロンパンのような
パンがあったのでそれを買うと 1元(約15円)である。安い。
こんな調子で言葉の全く分からない日本人夫婦と中国人ドライバーの珍道中がスタートしたのである。

ドライバー 午(ウー)さんの運転で西安市内の雑踏を抜け高速道路を東に向かい一路始皇帝陵を目指す。
暫く走ると高速道路上を人が荷物を持って結構歩いている。日本では見かけない行為である。
良く見ると高速バスが来ると手を上げて止めている。バスが少し行き過ぎて止まると荷物を担いでバスまで全力疾走である。
中国の郊外では高速道路上でバス停でも無いところでバスに乗るのは当たり前の様である。

そうこうしているうちに約50分で始皇帝陵に到着。入場料 40元/人を払い入場する。
まだ9時前であるが既に現地の団体客が来ていた。この陵墓は70万人あまりの労力を動員して作ったそうだ。
スケールの違いを感じる。

始皇帝陵 始皇帝陵の頂上から

一時間ほど陵内を回り車に戻り兵馬俑抗を目指すが15分ほどで到着。
さすがは現地のドライバー、一般の駐車場を通過し係員の制止に耳をかさず奥へ奥へと乗り入れ入場ゲートに一番近いところ
まで行ってくれた。また車を降りると別の車から降りてきた日本人とおぼしき老夫婦についている日本語ガイドと知り合いらしく
何事か話をしていたがこの日本語ガイドと一緒に行けと言っている。こいつはラッキー。こちらはガイド料金は払っていないが
他人が手配しているガイドの説明を聞きながら回ることが出来た。このガイドを雇っている日本人には申し訳ないがちょっと
控えめに1歩下がって付いて行くことにした。このご夫婦、仙台からの方だった。入場料 90元を払って入場。

この兵馬俑は、1974年、井戸を掘っていた農民に偶然発見されたそうである。
紀元前220年頃のものらしいが兵士の身長は平均178cmと結構高い。また顔や服装、髪型などそれぞれ異なっている。
実際の人物をモデルに作成したものである。兵士は約7000、馬 約400、戦車 約100などで構成されているとの事。
これらがこの一号坑 東西230m、南北62m、深さ5mの中にある。
よくもこれだけのものを作ったものである。ガイドブックでは写真撮影が制限されているとの事だったが全く問題なし。
チケット売場 一号坑
銅製の馬車 銅製の馬車 高級車
一号坑全貌 最前列


二号坑、三号坑をまわり発見者の老人と面会し兵馬俑抗を後にするが、この場所から駐車場までは結構距離があるがここで
日本語通訳の管さんが近道をすると言う。黙って付いて来いと言う。止められたら引返すのを覚悟で従業員通路から裏口に出て
車を携帯電話でそこまで呼んでおくとのこと。途中少し不審な目で見られたが止められる事も無く無事出ることが出来た。
ここで通訳の管さん、仙台の老夫婦と別れドライバーの午さんに紹介してもらった食堂で牛肉麺、水餃子、チンゲン菜の炒め物
など簡単な昼食をとり次の華清池に移動する。

華清池に到着。入場料は70元、高!
唐の玄宗と楊貴妃のロマンスの地であり温泉と風景の美しさが有名とのこと。
園内を結構歩いたが全部回るのは不可能。主だったところを回ってみた。

華清池の一部 華清池全貌のジオラマ

清龍寺は空海が密教の教義を学んだ地。
寄贈された灯篭には四国別院大山寺などと刻まれており親近感を覚える。
清龍寺入り口の石柱 清龍寺空海紀念堂 四国のお寺からの寄贈

次は西安市南部にある大雁塔。塔に上がると西安市内が一望出来るらしいが高さ64mと聞くと、、、
本日は既に結構歩いているので登る気力が湧いてこない。
  大雁塔  

本日最後の訪問は城壁西門であるがここでトラブル発生。城壁西門と呼ばれるところは2箇所あるが私たちが行きたかったのは
西安市西部にある昔の城壁跡でシルクロード起点のモニュメントがある所だが案内されたのは現在の城壁西門(安定門)で
あった。事前にインターネットで確認したつもりだったので電話でドライバーの所属する会社に電話をしクレームを付けたが現在
の西門もシルクロードの起点だったとの事。一般的には現在の西門が観光ポイントで間違いないので確認されたときもその
つもりでいたとのこと。どちらも正解なので仕方が無い。あきらめてタクシーで行こうと思ったが時間も遅くなったので残念!
本日はここまで!
西門城壁上 幅は約14m 城壁楼 大凧